「いきなりDM」の勝率はいかに?フォロー直後に売り込みをする人を疑う。
こんにちは。
いかがお過ごしですか?
ツイッターをやっていると、ときどきフォローした直後に、DM(ダイレクトメール)を送って来る人がいます。
私はこういうメールを「いきなりDM」と言っています。
(DMとはお互いがフォローしあった時のみに送信できるツイッター上のメールです)
9割以上は、「こんな副業で儲けませんか?今なら無料でコンサルします」といような内容です。
私は100%ドン引き、そして無視です。
DMをもらうだけで不快なので、ツイッターをやっている人にはわざわざプロフィール欄に「DMお断り」と書いている人もいます。
「いきなりDM」をするような人は二流か、経験不足は、もしくはすぐに実績をあげたくて承知でやっている人です。
このような人から、アドバイスをしてもらっても成功しないどころか、ロクなことはないと思います。
ザイオンス効果
ザイオンス効果(単純接触効果)とい理論があります。
これは、「同じ人や物に接触する回数が増えるほど、次第にそぼ対象に対して好印象を持つようになる」という心理現象です。
1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した理論です。
TVCMも
TVで同じCMが何回も流されるのもこの効果を狙ったものです。
TV視聴者は1回CMを見ただけでは、何とも思いませんが、何回もCMを見ていると何となくその商品に興味を持つようになります。
そして、最後は「買ってもいいかな?」と思うようになります。
恋の駆け引きも
恋の駆け引きでも同じです。
最初は、何とも思わなくても、何回も会っているうちに、何となく良い人に思えてきます。
別に好きでもなくても、最後にアタックをかけられれば、「拒否する理由はないし、いいかな?」とも思ってしまいます。
これがザイオンス効果です。
ステップメールをご存知ですか
Web集客の世界では、「ステップメール」や「メルマガ」というものがあります。
これは、何回も見込み顧客へメールを送り、送り手のことを知ってもらうためです。
そして、信頼関係を築き、見込み顧客の警戒心を解いておいて、最後に売り込みをかけるというものです。
あなたも、「ステップメール」や「メルマガ」をもらって読んだことがあるでしょう。
メールを読んでいると、だんだんと相手のことが分かってきますし、親近感も湧いてきます。
そして、最後に売り込みをかけられると、この人は言うことだから間違いないと思い、商品を購入します。
売り込みにかけるまで、10回とか、100回とか、中には1年後とかいうものもあるそうです。
他人と信頼関係を築く、そして物を買ってもらうというのは大変なことなのです。
いきなりDMの勝率は?
ツイッターでフォローした直後にすぐにDMを送って来る人がいます。
冒頭にも書きましたが、9割以上が売り込みです。
こういう人は、ツイッターでフォローしてもらっただけで、フォロワーである見込み顧客から信用が得られていると考えるのでしょうか?
すぐに、DMを送って来る人は、世の中には「ザイオンス効果」という理論ができあがっており、理論からは初対面の人は警戒される、だからステップメールやメルマガという手法があることを知らない人です。
もしくは、それをあえて無視して、確率は低いけど、無知なお客さんを引くことを狙っています。
どのみち、二流のコンサルタントか詐欺の可能性があります。
一流の人は、見込み顧客に対して「自分を信頼してくれるのならば、買ってくれてもいいよ」という態度です。
一流と二流の差は明白です。
私は貴重なお金と時間を、二流の人につぎこみたくありません。
まとめ
信頼を築けていない段階での売り込み、「いきなりDM」はものすごく効率が悪いと思います。
世の中でWebページのコンバージョン率はだいたい1%くらいと言われます。
見込み顧客がわざわざWebページを閲覧し、そして実際に購買してくれるのですら1%です。
信頼関係を築けないままの売り込みのコンバージョウン率は1%のさらに10分の1で
0.1%程度だとお思います。
いくらメール上の電子データのためコピペができると言ってもその時間と労力はかなりのものと思います。
私はきっと途中でくじけるでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。