「他人の動画がうるさい!」ってどうなの?

こんにちは。いかがお過ごしですか。

啓蟄もすぎだんだんと暖かくなってきましたね。

昨今はスマホやPCで動画を見るのはあたり前となってきていますが、調査サイトのしらべぇが「電車内やカフェでも 動画視聴で音を垂れ流す人たちに非難の声が続出」とタイトルで調査結果を発表しております。

本日は他人の動画の漏れ音について考えてみたいと思います。

職場でよく動画の音が漏れる

私の職場はYouTubeの再生を規制していません。

関連組織の紹介ビデオを仕事として作成しているくらいなので、制限はできません。

ですので、たまに事務所内で誰かが不用意に最初の数秒間音声を流すことが発生しています。

ちょっとうるさいないなあと思うのですが、すぐに流した人が消すのでそれで終わります。

世の中では動画の音をどのように感じているのでしょうか?

約56%の人がいたイヤホンをして欲しいと思っているようです。

では、この漏れ音声とはどのくらい不快なものなのでしょうか?

話し声と動画の騒音レベル

話し声も動画の騒音レベル

まずは人の話声です。

これも大きな声と小さな声では大きくことなりますが、平均すると60db(デシベル、音の大きさ、数字が大きいほうがうるさい)くらいです。

一方、TV(動画)の音です。

昼間でだいたい58~74dbで人の声より多少大きいくらいです。

[blogcard url=”https://www.asahiglassplaza.net/catalogue/sougou_gijutsu/spdfdata/00044_10s.pdf”]

出典:(財)小林理学研究所:昭和56年度環境庁委託業務結果報告書“生活騒音対策調査”

次にこれが不快に感じるかどうかです。

日本建築学会編“建築物の遮音性能基準と設計指針[第二版]”によれば、騒音レベルは3段階に分かれており、例えば、一般事務所では1級:40、2級:45、3級:50dbで、3級で「やむを得ない場合には許容される水準」となっています。

つまり、50db程度ならば許される音量です。

話し声も動画もほぼ同じ

ということは、

事務所許容音量 50db < 人の話し声 約60db

事務所許容音量 50db < TV(動画)の音 58~74db

で、どちらも許容値を超えています。

つまり、人の話し声でもTV(動画)でもうるさいという意味では同じとなります。

しらべぇのタイトル「電車内やカフェでも 動画視聴で音を垂れ流す人たちに非難の声が続出」はちょっと言い過ぎかもしれません。

ただ、人の感じる感覚として約半数の人がTV(動画)が「うるさい」と感じています。

ですから、動画の作り手は、音楽やジングルの音をできるだけ控えめにしたほうが良さそうです。

まとめ

しらべぇの今回の調査結果から「電車内やカフェでも 動画視聴で音を垂れ流す人たちに非難の声が続出」は言いすぎのような気がします。

TV(動画)でも人の声でも騒音ということでは同じです。

そうは言っても、人の感じる感覚として約半数の人がTV(動画)が「うるさい」と感じていることから、動画の作り手は、音楽やジングルの音をできるだけ控えめにしたほうが良さそうです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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